「いま何時?」「えっと、、、戌(いぬ)の刻」
World Wadokeiは、江戸時代に日本で使われていた不定時法に基づくApple Watch対応のアプリです。
GPS座標取得や地域の選択(外国も可)により、日の出日の入り、文字盤が変化します。
※南極も表示できますが、白夜時などの表示はおすすめしません。
■和時計ってなに?
江戸時代の日本では、太陽の出ている時間を基準に生活を営んでおり、時刻も太陽を基準として定められていました。
日の出ている時間を6等分、日の沈んでいる時間を6等分して時刻が決まっていたのです(1刻はおおよそ2時間前後)。
つまり、日の長い夏の時期と、日の短い冬の時期とでは、1刻の長さが異なっていました。
しかし当時は電車や旅客機などといった厳密な時間管理が必要なものはなく、1刻の長さが変化していても特に問題はありませんでした。
逆に、夜間の明かりが乏しい時代では、生活は日の出ている時間が中心であり、その点で不定時法は好都合でした。
現代では使われなくなった時刻制度ですが、現代へ残る言葉の語源として息づいているものもあります。
「おやつ」・・・昼八つ。おおよそ午後1時〜3時ごろ。
「正午」・・・・午(うま)の正刻(昼12時)。
「午前・午後」・・・・午(うま)の正刻(昼12時)の前、後。
「丑三つ時」・・・・丑(うし)の3刻。おおよそ午前2時〜2時半ごろ。
などは旧時刻制度のなごりと言えます。
World Wadokeiを使って江戸時代の時の流れを体感してみてください!
■主な機能
・GPSや地域の選択(外国も可)による日の出・日の入り及び文字盤の動的表示
・時計上部に現在の刻を表示
・十二支または数による表記の切り替え